心から好きと言って【完】
だって、一回だけ・・・
私に向けてくれた笑顔が・・・
忘れられなくて・・・
もう一度あの笑顔が見たい・・・から・・・
この会話の様子を将が見てるなんて気がつかなかった
「・・・」
遅いな・・・
いつもなら夕方には帰ってくるのに・・・
もう9時だよ・・・?
もしかして・・・事故とか・・・?
私の頭の中には、嫌な考えしか浮かばない
その時だった
がちゃ・・・
将が帰ってきた
私は玄関に行く
「・・・え・・・」
そこには、将と女の人・・・
「こいつが彼女、」
「え−、あたしのほうが可愛いじゃん!?」
なんて会話して笑ってる二人・・・