心から好きと言って【完】
笑顔
「・・・ん・・・」
キョロキョロと辺りを見渡す。
・・・将・・・いないよね・・・?
はぁとため息をつく。
いけないのに・・・・、私・・・。
ゆっくりと部屋を出た。
「いない・・・」
部屋の中はすごく散らかっていた。
ぁぅ、片付けたい・・・・。
はっ!!!!!!!!
気がつくと、私は散らかった雑誌を手に持っていた。
テキパキと部屋を片付ける。
何してんの・・・・、私。
口紅・・・・?
まぁ・・・・、将だしね。
女の人のかな・・・・?
「あれ・・・・・?」
ポロポロと涙が落ちていた。
グシグシと涙を拭うのに、涙がとまらない。