逃亡者
不審者にであった訳でもなく、何事もなく学校に登校した俺だったが、クラスの雰囲気がいつもと違う気がした。

そこで俺は親友の耕太に心の中で思ったことを伝えてみた。

帰って来た返事は。
「だってほら宮瀬が休みやんか。」

・・・ほんとこの下手くそな関西弁気取りの口調は腹立つよ。
とっさに俺は
「えっ?宮瀬休みなの?」

「そやで」

「なんだ、あいつ今日の給食楽しみにしてたのにな。」

「ま、あいつのメロンパンは俺が食うからええけどな。」
そんな話しをしてるうちに先生がやってきた。

「え〜宮瀬のことで何か知ってるものはいないか?。」
そこである男子が
「先生〜なんでそんなこと聞くんですか?」
と言った。

先生は少しためらう様子を見せてから、衝撃的なことを言い放った。
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