逃亡者
学校での俺達の心配をよそに、宮瀬は走っていた。
国道14号線の信号を無視して自転車をおもいっきり飛ばした。
クラクションと罵声が聞こえたが、そんなもの無視してさらに自転車を飛ばした。

向かっている場所は「あの場所」だった。
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