切なくてでも恋しくて…

「こんな人いたっけ?」



メアドを見れば


daiki0505@**********



「だいき?ねェ−さっちゃぁん!!だいきって誰?」



「だいきィィ?…あぁ…うちの学校の一番の問題児」


「へェ…って……え゛?」




「だいきがどうしたの?」



「なんかアタシだいきのアド持ってるんだけど…」


アタシがみさっちゃんに携帯のディスプレイを見せればみさっちゃんが一瞬固まった



「…本当だ…」



「どーしよう?消そうかな?」



「ちょっとまって…!!メール送ってみなよ!」



「…はァ?」



みさっちゃんはなぜかキラキラした目でアタシに言ってき



「楽しそうだし送ってみなよ!」


「嫌にきまってんじゃん!!」



「じゃぁうちが送る!」


背の高いみさっちゃんはすんなりアタシの携帯を取るとカチカチ打ち始めた


背の低いアタシはもちろん…とどかない!



「よっしゃ傑作!」


やり切った顔のみさっちゃんが見してくれたメールの内容は



────────────
題名 久しぶりだな!
────────────
本文

だいき 久しぶりだな!
元気か?

────────────






なれなれしィィィ!!



「ヤだし!これ友達に送る文章じゃん!絶対イヤ!」



アタシの必死の言葉はむなしく
みさっちゃんはニタリと笑うと送信ボタンを押した…




「あああぁぁァァァ!!」




「そーしん完了☆」
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