永遠
「あったりめえよ。」




「そうだったんだあ・・・」




「高校とかかったりーよな!」




「・・・・亮と話してたら落ち着くなあ。安心するっていうか。」





「そんな事言われたの、初めてだな。」





そこで会話は途切れて亮はその場で横になっていた。


何故か、風に揺られる亮の柔らかそうな髪が愛しく感じる。
あたしのものにしてしまいたいって思ってしまう。



亮の顔を覗き込むと寝息をたてていた。




「あたし…亮の事好きなのかなあ…」





「・・・まじ??」




「え!?」




「さっきの・・・冗談なの?」




言葉に困った。
こんなに言葉に困ったのは初めてというくらいに。






「付き合う?」




「なっ・・・・」




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