永遠
「ちょっと、香織リスカしての?」
姉は近くにあったタオルを持ってきて傷口にあてた。
――――
「馬鹿じゃないの?こんな事して・・・。痛いだけだよ?」
「怒らないの?」
「何だかんだ言ってあたしも何回もしてるからね。」
「ほら、できた!」
丁寧に手当てしてくれた。
多分、お母さんに見つかってたら大騒ぎになってただろうな。
「本当、こんな事しても誰も変わってくれないしさ、結局。
自分が傷つくだけなんだって。結局はまた自分を追い込んで、
だんだん止められなくなって・・・。死ぬのも時間の問題なんだよ?」
「これを見たら・・・お母さん、分かってくれると思ったから。」
「進路の事?駄目だよ。全然、分かってくれないよ?頑固だからね。
下手すれば家庭教師呼ばれるよ?」
「・・・・・」
初めてのリストカットは散々だった。
気持ち良いのかと思ったら全然そんな事なかった。
姉は近くにあったタオルを持ってきて傷口にあてた。
――――
「馬鹿じゃないの?こんな事して・・・。痛いだけだよ?」
「怒らないの?」
「何だかんだ言ってあたしも何回もしてるからね。」
「ほら、できた!」
丁寧に手当てしてくれた。
多分、お母さんに見つかってたら大騒ぎになってただろうな。
「本当、こんな事しても誰も変わってくれないしさ、結局。
自分が傷つくだけなんだって。結局はまた自分を追い込んで、
だんだん止められなくなって・・・。死ぬのも時間の問題なんだよ?」
「これを見たら・・・お母さん、分かってくれると思ったから。」
「進路の事?駄目だよ。全然、分かってくれないよ?頑固だからね。
下手すれば家庭教師呼ばれるよ?」
「・・・・・」
初めてのリストカットは散々だった。
気持ち良いのかと思ったら全然そんな事なかった。