永遠
次の日、学校は無くて11時頃に母と学校に向かった。
向かう途中に会話は一つも無かった。




いつも見る担任の顔。
こんなにじっくり間近で見たのはいつぶりだろう・・。




「で、青木は高校・・・行くのか?」




「え・・・・・いか・・まだ分んない。」




行かないと言おうとしたら母に足を踏まれた。





「そうか。行くにしても行かないにしても授業にはちゃんと出るように!」





「はいっ・・・」





――――




「お母さん、さっき足痛かったんだけど!」




「あんたが、行かないなんて言おうとするからでしょ?ったく・・・とんでもない事


口走ろうとするんだから・・・」





「何よー」




こんなに笑いあったのは小学校の時以来。




「ブーブーブー」




「あ・・お母さん先帰っててよ。」



「ちゃんと5時には戻りなさいよ!」
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