永遠
「あーまじ、びびった。俺、亮。」




亮は髪は黒くて口にピアスをしていた。耳にもピアスが
沢山付けられていた。




「口ピアス痛くないの?」




「痛いのとか慣れてるし。」





「ふうん。」





「お前、名前は?」




「香織。ね、火貸してよ。」





「香織か。ほら」





「あんがと。」






最初の亮の印象は怖そうで、でもかっこいい人 だった。







今はまだ、亮の事好きじゃなかった。

この気持ちが恋に変わっていくなんて想像もしてなかった。
そして、亮があたしにとって一番必要な存在になるなんて思ってなかった。





でも、少し感じていた。
亮とあたしは雰囲気が似ているって。


同じ様な表情してるって。
きっとあたしが亮に惹かれていったのはそこなのかもしれない。


会ったばかりなのに、こんなに身近に感じられたのはきっと亮が初めてだった。

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