snow girl
いつもと変わらない学校の帰り道
ただ雪が降っているってだけ
ポケットに悴んだ手を入れ歩く
横に君が居たらどんなに幸せだろう
「歩夢…」
空から落ちる雪を眺めながら呟いた
勿論返事なんて…
「なに?」
えっ?
突然隣りから声が聞こえた
知ってる様ななんか落着く声だ
僕はゆっくり声のする方を向いた
「えっ歩…夢?」
そう、隣りに居たのは最愛の人
矢敷歩夢<ヤシキアユム>だった
「だからなーに?」
隣りで笑ってる
歩夢が笑ってる