情けない俺


そんな私に二宮君は声をかけてくれた。


「ねぇ、見ないの?」

「えっ」

「こんな所座って。あ、誰かと待ち合わせ?」

あの会話は今でも覚えてる。
二宮君の笑った顔が忘れられない。


「見えないの…」

「あ!成る程。名前は?」

親切な彼に…
二宮君に恋した私。



< 5 / 50 >

この作品をシェア

pagetop