*扉*
ギィィイイイ


急に、重い扉をゆっくり開いた音が聞こえた。


その音と同時に、もの凄い地響きがなった。


「うわ!?」


僕はベッドから飛びおりた。


「なんだこれ!!」




《ウオオオオオオオオオオオオオオオオオ》



「雄叫び!?」


低い雄叫びが、地下から聞こえてきた。


――もしかして、


昔時の城には、時の魔法を守る為に、


幻獣を眠らせていた、という伝説を思い出した。


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