夜が明ける前に
「次の発作が起こった時は―――…覚悟しておいて下さい。」
「そんなっ…!まだ15歳なんですよ?!あんまりすぎるっ………!」
……ああ。この会話を聞いたんだっけ。
原田先生と父さんの会話。
二人とも声が震えていて、それにすごく悲しくなったんだ。
そしてこの日に、私は決めたことがあったんだ。
…そっか。
答えは簡単だったんだ。
あの日決めたことをすればいい。
それだけだったんだ……
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