*桜恋*
思い出したら、どんどん顔が熱くなってくるのを感じた。

「そっか。まぁ、なんでも相談してね」


吉良はニコッと笑うと、


教室を出て行った。


―――やっぱり素敵だなぁ…


・・・あれ、私なんか・・・


昂汰と吉良くんのことばっかり気にしてる!!??


いやいや、私は吉良君だけだし、昂汰は幼馴染だしっ。


だが、さっきのことを思い出すと顔が猛烈に赤くなるななせ。


だだだ、

だって!?

――『俺のモノになれよ』

なんて言われたら!!

誰でも顔が赤くなるよ~ッ


しかも昂汰、普段はそんな事言うキャラじゃないし!!


考えれば考えるほど恥ずかしい…
< 34 / 52 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop