光のカケラ





お兄に言うべき?…だよね。



でもなんか言えないんだ。



お兄の笑顔が変わってしまうと考えると言えないんだ…。



なんか…なんか、咽で詰まる。



声に出せない。



誰にも…言えない…。



でも…言わなきゃ。





解決できないじゃん…。





「…お兄?」



あたしはリビングのドアを開ける。



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