光のカケラ
「えぇぇぇぇぇぇぇ!?」
ハルと2人、あたしだけが叫び声をあげた。
「ない…ない!!携帯が…なーい!」
緊急事態だよ!!
やばいよ、なんでないの?
どこで落とした?
…まずいよ、かなり。
「ハル、先に帰ってて!!」
あたしは教室を走って出た。
廊下を探しまわる。
「…なぁぁぁぁぁぁぁい!!」
あたしは叫ぶ。
夕方の太陽があたしを照らす。
「…これか?」
上を見上げると、
昼休みのどっちか。