【短】僕は妹に愛を誓う
『どうしたの直くん?今日早いね』
小首を傾げてる凛。
そんな姿さえも僕には可愛く見えてしまう。
「うん…。ちょっと凜に話があってさ…」
「話し?」
『そう……』
そう言ったきり、言葉が出てこない…。
話さないと…。
そう思うのに…。
「直くん…?」
僕が喋らないからか、凛が覗き込むようにみつめてくる。
意を決して、にその目を見つめ返した。
『俺…』
―カチッ
「え…何!?」
口を開いた瞬間、何故か部屋が真っ暗になった。