アンの日記、下半身と心と現実
彼氏の家に泊まり、バイトに出かける彼氏と別れて帰ってきた私はシンにメールを入れた
「久しぶり、今何してんの?」
テレビを見ながら、市販売りされてる梅酒のロックを飲んでいると意外にも早く返信が来た
「特に何も(笑)」
土曜日の夜中、すでに日曜日に突入した0時35分
「家に来るか?」
とシンのメール
「終電ないし」
「じゃぁ今から迎えに行く」
そして夜中の2時前あたりにシンが私の家の最寄付近からメールを寄越した
「バス停近くにいるから、途中でコーヒー(微糖)買ってきて」
きっとこれからヤルだけ
そう思いながらも顔だけは作って、微糖のコーヒーを自販機で買いシンの待つバス停まで向かった
シンの車に乗り込みコーヒーを渡すと、シンは「ありがとう」と優しく笑った
好みの男のこういう笑顔に私は弱い
すぐちこっちが欲情してしまう
そう気付かれるのも気恥ずかしいので、平然を装いながら
「明日は休みだよね?」
なんて会話を自分からふった