アンの日記、下半身と心と現実
別れた後、一度だけ私は彼と会った
と言っても彼の家に置いていた私の私物を受け取りに
その時の会話は何とも普通で
「また連絡してね」
「そっちもな」
「ぢゃぁ荷物わざわざありがとう」
「おっ、ぢゃな」
「ぢゃぁね」
こんな感じ
だから余計にこの無視されてるような感じに戸惑ってしまったのだ
それともあの時の会話は社交辞令で、彼の「忙しい仕事」は別れるための口実で
私に非があったけど、傷つけないためについた嘘だったのかも!
そして私は人生初の振られた相手だから過剰になりすぎてるだけなのかも
もし他の元カレならあまり気にしないのかも
そう考えると急に自分が恥ずかしくなってきた
そして私はその恥ずかしさから逃げるようにまたお酒をグラスに注いだ