アンの日記、下半身と心と現実



たまに彼氏に心配されたい時がある

心配されることによって「愛されてるんだ」という実感を得たいのだ



ある晩、私は友人宅へ泊まりに来ていた


「んでさ、別れ話ってなったら彼氏の友達とも気まずくなってさぁ、これなら友達のままでいればよかった」
と友人


それに対して私が
「ぢゃぁ『別れよう?』ぢゃなくてさ、『友達に戻ろう?』ならどう?」

なんて話をして盛り上ってると、私はふと悪い企みを思いついた



「私が彼氏に『友達に戻ろ?』って送ってみようか?」

もちろんただの冗談、笑い話


私は軽い気持ちで彼にメールを送信した



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