アンの日記、下半身と心と現実


「もうベッドに入って寝ようとしてたのにあのメール見たから心配して心拍数が上がった!」

「あっそ、ふーん」


冗談を言ってここまで怒られる意味が機嫌の悪くなった私にはわからなかった

冷静に考えれば100%私が悪いと分かる



「友達に囃し立てられたのか何なのか知らんこどさ」

「友達は関係ないんだけど」


いつまでもキレ口調の私に対し、それを察してか冷静になりつつある彼



「とにかく俺は心配してな?寝ようと暗い部屋で見たメールがあれで心配が上がって焦ってて、」

「ふーん」


こんな会話の中、私も自分が悪いこともわかっているのに

自分の中で引っ込みが着かなくなってしまっていた


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