りんごを剥く手
困らない
その私の答えは
あなたを満足させて、
それに私は
大分不満だったのは
ずっと内緒。
今も内緒。
だから、一生内緒。
「ん。
じゃあお兄ちゃんな。」
そう言って頭を
ポンポンされた。
大きな手が容易く私に
触れる。
ちょっと乱暴だけど、
全然痛くなかったよ。
胸がぎゅうってなる感覚も
苦しかったけど、
癖になってくれたのが
嬉しくて、
大好きだったよ。
それぐらいなら教えて
いいかな。
だってやっぱり
最後が
良い子すぎるのは
私らしくないよ。
私はあなたを
困らせるのが
特技だったんだから。