武士道絵巻
第一章
葉陰一族という、一族があった。
葉陰一族は桜緑の里(おうりょくのさと)をおさめていた。
そんな葉陰一族には、一人の男の子がいた。
名前は葉陰りく。
まだ、遊び盛りで好奇心旺盛だった。
それでもりくは町に行くことを許されなかった。
葉陰一族は強い一族であるが故に、敵にされやすい。
りくは、後継者なのでますます、狙われやすいからだ。
そんなある日、外出が許可された。
父上である、利行がりくに町を知ってほしかったからという理由で。
「利行様、りくを行かせても大丈夫なのでしょうか?」
母上――雪――が心配そうに問いかけた。
「りくにも、町を見せたほうがいいだろ。それにあいつも男だ。ちゃんと守りの術もかけるから、心配するな。」
お雪も、そうですねと納得した。
「それでは、りく。
気をつけて行くのですよ。」
「はい!母上!!」
町に行けることがうれしくて、りくは落ち着かない様子だった。
「絶対、危険な所には行かないように。」
「分かってます!それでは行ってまいります!」
りくは弾む気持ちで町にでかけた。
葉陰一族は桜緑の里(おうりょくのさと)をおさめていた。
そんな葉陰一族には、一人の男の子がいた。
名前は葉陰りく。
まだ、遊び盛りで好奇心旺盛だった。
それでもりくは町に行くことを許されなかった。
葉陰一族は強い一族であるが故に、敵にされやすい。
りくは、後継者なのでますます、狙われやすいからだ。
そんなある日、外出が許可された。
父上である、利行がりくに町を知ってほしかったからという理由で。
「利行様、りくを行かせても大丈夫なのでしょうか?」
母上――雪――が心配そうに問いかけた。
「りくにも、町を見せたほうがいいだろ。それにあいつも男だ。ちゃんと守りの術もかけるから、心配するな。」
お雪も、そうですねと納得した。
「それでは、りく。
気をつけて行くのですよ。」
「はい!母上!!」
町に行けることがうれしくて、りくは落ち着かない様子だった。
「絶対、危険な所には行かないように。」
「分かってます!それでは行ってまいります!」
りくは弾む気持ちで町にでかけた。