武士道絵巻
「こっち!」


誰かの声がして、腕を引っ張られた。


「だ、誰?!」

「しっ!今は黙ってついて来て。」

その子に手をひかれ、その場から逃げた。



「親分、あいついないぜ!?」

「くっそ!せっかくの機会だったのに!!」


遠くで声がしたがしだいに聞こえなくなった。






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