もしも願いが叶うなら
2.クロス


こたつでウトウトしてたら
ドアが開く音で目が覚めた。
パッと起き上がると肩から
毛布が落ちた。


「おはようさっちゃん。こたつで寝たら風邪引くよ〜」


悠くんが髪の毛を拭きながら
こたつに入ってきて、
テレビを着けて言った。


「いつ帰ってきたの?」

落ちた毛布をかぶりなおしてあたしは言った

「11時くらいかな〜。」

時計を見ながら悠くんは言った。
もうすぐ12時だから、
あたしは結構寝ていたみたいだ。

「あたしもお風呂入ってくるよ。」

あたしはそう言って立ち上がった。


「あっ、さっちゃん!」

ドアに手をかけたあたしを
少し大きな声で悠くんが呼びとめた。

「なに〜?」

ちょっとめんどくさそうに、あたしは言った


「..あぁ〜したの、朝ごはんにも卵焼き焼いてね。」

「りょーかい。」

返事を即答してあたしはお風呂に向かった。
何か言いたいことがあるように見えたけど
敢えて何も突っ込まなかった。
とゆうか、突っ込めなかった




お風呂から出て、
『卵、豚バラ肉、玉ねぎ、ほうれん草』
とメモに書いてすぐに寝た。


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