永遠の愛を誓う
大切なネックレスをして…
よし!…今、9時30分か‥11時過ぎにはあっちに着くかな?
「ヒロ、今から行くよ!待っててね」

車で行くのって初めてだなぁ…混んでないといいけど…さぁ、ナビセットしてと…
到着時間はと…待ち合わせ時間には間に合うわね!
出発!


「ヒロ、また10年経ったね…まだ、桜の木あるかなぁ〜あるよね、きっと…」


順調!順調!
混んでないみたいね、良かった…



もう大分近づいて来たと思うけど…
「あっ、この店懐かしいなぁ〜まだあるんだ」(笑)


もう直ぐだわ
「ヒロ、後少しで逢えるね…」


「わぁ〜懐かしい景色!」
到着!車は此処まで…駐車場に止めて、後は歩きね…
「天気はいいし、空気が美味しい〜〜」
…深呼吸
「うぅ〜ん、気持ちいい〜〜」


「あった!あった!ヒロ、桜の木が見えたよ…わぁ〜きれい〜桜、今年もきれいねぇ〜〜」
何も変わらず、桜の木があって良かった…
ヒロが待っててくれた…良かった…

「ヒロ、今日も来たよ!」
今日、4月4日は約束の日…10年毎の約束の日
……ヒロとの約束の日
「ヒロ、もう直ぐ11時30分だよ…逢いに来たよ!2人で約束したもんね」「ヒロ、今日も桜きれいねぇ〜」

…こうして桜の木に手を触れていると、あなたを感じる

「ヒロ…逢いたかった」
あっ、風が…桜の花びら…
「ジーマ、俺も逢いたかったよ」

「えっ…」

「ジーマ、待ってたよ…逢いたかったよ」
「ヒロ…ヒロね?…ヒロ、逢いたかったよ〜〜待っててくれた、逢いたかったよ〜〜〜」
「泣くなよ…泣き虫さん」
「だってぇ〜もの凄く逢いたかったんだもん…」
< 5 / 7 >

この作品をシェア

pagetop