私は嘘で出来ている。
「賞金は何に使うの?」


新菜は少し考えて。


「ん~…貯金とか?」


「ハッ!貯金!聞いた菫?この子、若いのに貯金だって!」


「普通でしょ。アンタは見習うべきだよ」


「まだまだ若いんだから、守りに入ってんじゃないわよ!」


「ゴメン今日は帰るわ。酔っ払い連れて帰んないと」


確かにユラさんのヒートアップは他のお客様の迷惑になりそうだったので、正直助かった。


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