私は嘘で出来ている。
食器の音がしたと思ったら、新菜がミルクティーを一気飲みした。


「これは単なる悔し泣きよ!ガァちゃんには負けないんだからね!」


宣戦布告で、その話は終わった。


かと思えば、


「今日はガァちゃんの部屋に泊めてよね!」


と、やけくそ気味に言った。


ママも、


「…ふぅん」


としか返事をしなかったので泊めることにした。


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