私は嘘で出来ている。
『まず、私との間に秘密を作るのはやめましょ』


じゃあ、有本君への気持ちも伝えるべきなのかな。


言っちゃ駄目なんじゃないかな。


煮立つ鍋を見つめながら、葛藤する。


解決出来ないまま、出来上がったお粥を盛り付けて新菜の元へ向かった。


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