Everything


どうやってうちに帰ったのか、そこからはどうしても思い出せない。

朝起きると、お母さんがご飯を作ってくれていて。

そのご飯を食べて、私は玄関を出た。

「行ってきます」

そういったとき、私の目に飛び込んできたものは

玄関においてあった、すみれの花束と、

ハルの字で「ありがとう」

と書かれたメッセージカード。

哀しかったけど、それで少し立ち直った私はいつもの私に戻りかけていた。





それから1ヶ月たってからだった。

ハルは死んでいたことをしらされたのは。

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