はつ恋
「足立と付き合うのか?あいつは担任だよ。俺は大変だと思う。」


「光太は結局亜子を諦められないんだ。」


「そりゃ今すぐは無理だろ、亜子は足立を7年間思い続けたというが、俺はその倍は思い続けた訳だからな。」


岬は納得している。


「私は頑張るよ。佳祐ともう離れたくないから、どんな我慢も出来る。どんな障害があっても二人で乗り越えてみせる。」


「亜子強くなったね。」


光太はため息をつきながら仕方ないような顔をした。

岬に肩をつつかれている。

二人の姿がいい関係に見えた。


私は嬉しかった。



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