はつ恋
親たちの話しが終わらないので、私は自分の部屋に戻った。


すぐに佳祐が私の部屋に来た。


「亜子怒ってるのか? 」


「怒ってないけど、勝手に話しが進み私の気持ちがついていかないよ。」


「大丈夫だから、俺は早く亜子と一緒に生活したいし、出来れば結婚もしたい。」


私はまだ分からない。佳祐が好きだし、一緒にいたいけど、それがすぐ結婚には結びつかない。


佳祐が心配そうな顔で私を見る。


「ごめん俺焦らせちゃったかな?」


「ううん。佳祐の事好きだし、一緒にいたいけど、でもすぐ結婚は分からない。だって私何もやれないから」


「分かっているから、心配しなくていいよ。亜子のお父さんには、又俺から話すから。」



良かった。これで今日はぐっすり眠れる。


安心した私に佳祐が、「明日は数学テストだから、今から勉強するぞ。」


はぁ!何有り得ないって。私もう寝たいです。



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