はつ恋

愛される喜び

佳祐との甘い生活はすぐに現実に引き戻された。


やっぱ学校では、教師と生徒だから一定の距離を置かなくてはならない。


佳祐はカッコ良くて優しいから女性徒から人気がある。

数字の補習は全員女子だし。

私は補習したくないけど、佳祐に睨まれるから仕方ななく受けている。


早く部活にいきたいよ。


みんな熱心に佳祐の補習を受けている。


私は眠くて、一番前の席で堂々と寝てしまった。


「こら!森島 」って怒鳴る佳祐の声を無視して眠りつづけた。


回りが静かだ。私どれだけ寝たんだ。


顔を上げたら、目の前に佳祐がいた。


教室には誰もいなかった。

「俺の授業そんなに退屈か?爆睡してんだから!」


「補習やだから。」


「うちに帰ったらお仕置きだからな。」


「お仕置き嬉しいかも。」


佳祐が顔を覗き、「亜子のエッチ。」


私は自分が思った事が、佳祐に分かってしまい恥ずかしくなった。



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