はつ恋
思わずため息が出てしまった私。


新井先生の部屋は思ったより綺麗に整頓されていた。

佳祐はさっそくカレーに取りかかる。


私は佳祐に言われるまま、野菜を洗う。


新井先生は、ずっと私を見ていた。


「森島先生と付き合う気はない?」


私は固まる。返事が出来ない。だって先生と付き合ってるし。


「森島今いくつ?」


「17才です。」


「俺29才だから12才も上だな。」


おじさんじゃんと思いながら、新井先生を見た。


「やっぱ森島可愛いなぁ。」

恐くて佳祐の顔が見れない。

佳祐は黙々とカレーを作っている。


「森島一緒に食べて帰れな。」


佳祐が、「俺も食べて帰りますから。」


新井先生は、「まぁ足立が作ってくれる訳だから、仕方ないないな。」


新井先生が台所から離れた時、佳祐に腕を掴まれる。

「今日も亜子の部屋へ泊まるから。」って唇にキスをした。


私は頷いた。



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