はつ恋
「亜子しっかり捕まれよ。」


「光太とばさないでよ。」私はそっと光太の肩をもった。



「バカ肩じゃなくいつものように腰に手を回せ。」



だってさっき光太に好きなんて言われたから、今までみたいにぎゅっとなんてしがみつけないよ。



光太は急に自転車を止めた。



光太は、私の方を向き私の手を取りその手を自分の腰に回す。



「ほら行くぞ。」



「うん。」光太私はどうしたらいいの?今までの私でいれないよ。



光太の背中に頭をつけた。


光太の心臓の音が聞こえるなんだか私もドキデキした。


明日学校へ行きたくないなぁ。



又自転車が止まる。「亜子着いたよ。」



家の前に着いたのだ。



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