はつ恋

二人だけの時

二人で私の部屋に戻ってから、佳祐は私のそばを離れようとしない。


「佳祐私トイレだから付いて来ないで。」


渋々ソファに座る佳祐。


「佳祐数学の予習は?」


「今そんな気分じゃない。新井先生の事が頭から離れない。」


「考え過ぎだよ。新井先生おじさんじゃん。12才上だし私無理だから。」


「俺だって亜子より7才も上だし。」


「佳祐の年は意識した事がない。って言うか私の好きなのは佳祐だから、今もこれからも先も佳祐しか考えられない。」


佳祐が抱き締める。


「亜子は俺だけのものだから。」激しくキスをされて身動きが取れない。


そのままベットに押し倒された。


今日の佳祐はいつもと違う。


もう私の気持ちなど聞かない。


佳祐の激しい手の動きに私は必死について行った。


何度も愛してるとささやかれながら、深く愛し合った。



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