はつ恋
二人でふさげながら、私は明日体育の授業があるのを思いだした。


「佳祐明日二時間目体育の授業あるよ。どうしょう?」

「まさか水泳じゃないだろうな。」


「そのまさかだよ。」


「駄目駄目休め。」


無理でしょう?あっ女の子の日とか言って休むとか?

でも休むと補習あるし、結局やるしかないかも。


佳祐が固まっている。


「俺たちが付き合ってるって新井先生に話すしかない。」


「そんな事話して大丈夫かな?」


「話したくないけど、新井先生に亜子の水着姿は見せたくないし。 」


「佳祐何言ってるの?水着姿くらいいいじゃん。」


「駄目だ。」


「ビキニじゃないし、そんなに気にしなくても。」


「駄目! 」



< 164 / 249 >

この作品をシェア

pagetop