はつ恋
私の気持ちは揺れる。


正直新井先生を信じていいのか?心配。


私を好きだと言う気持ちも、疑いだすと切りがない。

昨日佳祐とあれだけ話して覚悟を決めたのに。


駄目だな。又これじゃ弱い私に戻っちゃったよ。


佳祐が、「俺もかなり不安なんだよ。たけど隠し通せないように思うんだ。亜子には今より辛いさせしまうけど。」


「足立亜子守るって、どんな事しても守り抜くって言ったよな。あれは嘘だったのか?」


「嫌嘘ではない。」


「俺にはそう思えない。足立は新井が亜子を好きだから、それを心配してる。自分の気持ちを押さえられないから、新井にすべてを話たいだけなんだ。」


「そんなつもりは 。」佳祐が言葉に詰まる。


私には佳祐の気持ちがよく分かる。


誰か佳祐に好きだと告白したら、私もその人に二人は付き合っているんだと言いたい。



< 176 / 249 >

この作品をシェア

pagetop