はつ恋

決心

私は次の日の昼休み新井先生の所へ行った。


職員室に入るとすぐに佳祐と目が会う。


私は新井先生のそばに行き声をかけた。


新井先生はその場を立ち先を歩く。私はその後を歩いた。


佳祐が心配そうな顔でずっと見ている。


私は新井先生と屋上に来ていた。


私は新井先生と向き合う。

「新井先生私には今付き合ってる人がいます。私はその人の事を心から愛しています。だから新井先生の気持ちに答える事はできません。」


新井先生は少し悲しそうな顔をした。


「おまえに 愛されているそいつは幸せだな。俺は振られたんだなぁ。」


私は何も言えない。


新井先生が近付いて来る。

「少しだけいいか?」


新井先生に抱き締められた。


「ありがとうな。森島の事はきっぱりと諦めるよ。」

新井先生はそう言うと手を振り行ってしまった。


私は腰が抜けたようにその場に座りこんだ。



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