はつ恋
養護の先生には、「又眠れないの?」と言われ「はい。」と答えてしまった。


「少し眠りなさい。帰りは足立先生が送ってくれるみたいだからね。心配はいらない。」


私は眠くはなかったが、静かに目を閉じた。


いつの間にか深い眠り入っていた。


どれだけ眠っていたのだろう。


気がつくと養護の先生はいなくて、岬と光太がいた。

「亜子偉かったね。一人で頑張ったね。」


「足立がさ亜子の様子見にいってくれってさ。職員会議長引いてるらしい。」


「ありがとう。私なんだか力が抜けて動けなくなっちゃった 。」


「足立かなり心配してた。昼休み新井先生と亜子の後つけたりして。」


「嘘屋上に行ったの佳祐知ってたの?」


「そう俺たちもその後つけたしな岬! 」


想像したらかなり笑えた。

私の後を佳祐が、その後を岬と光太が追った訳。


やっぱ笑える。



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