はつ恋
お互いにあまりの驚きに開いた口がふさがらない。


私は酔いも覚めた。


佳祐が何をしてる?と言う顔で私を睨み付ける。


そう酔っぱらって、男の人に抱き抱えられてる訳だから。


佳祐だって女の人といる癖に。


佳祐が「何をしてるんだ 。」


涼さんが私の顔を見た。


私は酔ったふりをして、「この人私の担任だから。」

涼さんは佳祐に、「妹が亜子ちゃんに酎ハイ飲ませちゃってすみません。」


佳祐はずっと私を見てる。

私は「足立先生ちょっと酔ってるだけら心配しないで下さい。帰りは涼さんに送ってもらいますから。」


私は平然を装い、トイレに行った。


涼さんがトイレの前で待っていてくれた。


佳祐はもうそこにはいなかった。


何だかすっきりしない気持ちになった。


私何やってるんだろうね。


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