はつ恋
それから二人の出会いから、お互い何処が好き。とか色んな話をした。


佳祐は最初私の事妹みたいに思ってた。でも気がついたら、一人の女の子として好きになってた。



私は最初から佳祐が大好きだった。


とにかく一緒にいたかった。算数の勉強なんてどうでも良かった。


佳祐の隣には私がいたかった。


あの時佳祐の彼女に、私は負けてるって悔しかったんだ。


佳祐の前では大人っぽく見せたくて、10才の私は凄く背伸びしてたと思う。佳祐に振り向いてほしくて。


一杯駄々こねてしまった。こんな私を愛してくれてありがとう。


私佳祐に愛されるいい女になるから。



< 219 / 249 >

この作品をシェア

pagetop