はつ恋
そして卒業式が始まる。


私はこの桜ヶ丘高校へ入学し、佳祐に出会えた。


逢いたかった私の初恋の人足立佳祐。


最初は佳祐を見て逃げた私。怖かったんだ。佳祐は私を忘れているじゃないかって。


でも違った。佳祐も私を探していた。私たちはお互い求め合い、再び出会えた。

そして私たちは愛し合い結ばれた。


愛しい私の赤ちゃん。


もうすぐ会えるね。


佳祐が私の名前をよぶ。「森島亜子。」


「はい。」


校長先生から卒業賞書が渡たされる。


「おめでとうよくここまで頑張りました。」


えっ。校長先生はすべてを知ってるかのように私に微笑んだ。


私は小さな声で、「ありがとうごさいます。」


ありがとう。涙が頬をつたう。


みんなで抱き合って泣いた。


さようなら。桜ヶ丘高校!


私は今日足立亜子になります。



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