はつ恋
岬に、「早く教室へ入ろうよ。」と言われ、光太に背中を押され私は教室に入った。



自分の名前が書いてある椅子に座った。



やだ真ん中の一番前じゃん。しかも右隣には光太がいた近すぎだよ。



岬とはかなり離れてしまった。



でもこのクラスには一年時一緒だった子が、何人かいたのでなんだかほっとした。


私ももうすぐ17才になるし、恋の一つでもしなきゃね。



このままでは前に進めない。



私の初恋はあの時から止まったままだから。


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