はつ恋
一時間目は佳祐の数学だった。



私は数学は大の苦手だ。



佳祐はﾎｰﾑﾙｰﾑの後一度職員室に戻るようだ。あぁ！ようやく顔を上げらると思った時、佳祐がいきなり、｢俺今日から弓道部の顧問になったからよろしくな。｣と言い教室から出て行った。


嘘だ嫌だどうしょう。



岬がそばに来て、｢やったね。足立高校と大学の時ずっと弓道やってたんだって。｣



そんな事どうでもいいよ。佳祐が弓道部の顧問なんて嫌だよ。



｢亜子顔が真っ青だよ。｣



光太が来た。大丈夫か？と聞くたけど私はその場から動けない。



光太が私の手を引いて席に座らせる。



岬はびっくりしていた。



｢亜子足立先生と知り合いなの？｣


私が答えられないでいると、光太が｢そんな事どうでもいいだろう。｣と言った。



どうしょう部活で又佳祐に会うなんてあり得ない。



なんて思っていたら、一時間めが始まり佳祐が入って来た。




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