はつ恋
｢佳祐！綺麗だね。｣


｢亜子に見せたかった。｣


佳祐が話しだす。｢７年前のあの日、俺には彼女がいたけど、彼女より好きな子が出来た。俺は10才の女の子が好きになったんだ。彼女は怒り、俺にいきなりｷｽしたとこにその子がいた。｣


｢その子の家に何度もいったが会えなかった。その子のそばにはいつも同じ年の男の子がいて、俺は諦めるしかなかった。｣


｢だけど俺は、その子の事がずっと忘れられなくて、誰と付き合ってもうまくいかなかった。いつかどこかでその子に会えると信じててた。 そしたら、俺はその子に出会えたんだ。｣


佳祐そんな話しをしないで私苦しいよ。嬉しいはずなのに喜べない。


｢ごめんな。いきなり話して、でも亜子に聞いてほしかった。あれから俺はずっと亜子が好きだ。亜子にも自分の気持ちに素直になってほしい。｣


素直になれたら、どんなにいいか？だけど光太をこれ以上悲しませたくない。



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