はつ恋
今の俺は醜い顔をしているのだろう。


今日も嫌がる亜子の手を力一杯握ってしまい、亜子の手が腫れ上がってしまった。


俺に怒ればいいのに、怒る事は絶対しない。


それは俺に対する同情なのだろう。


保健室へ向かう二人の姿を見て嫉妬したよ。何も語らない二人なのに、気持ちは一つになってる感じがした。


俺の入り込めない世界だった。


亜子は佳祐といると幸せなのか?もう苦しくはならないのか?



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