君の隣で。

小学校の6年が終わり、中学校の生活が幕を開けた。
入学式。私、桜井 愛理は教室の前で立ち止まっていた。怖くて。
「愛理!!おはよう!!」
の声に振り向くとそこには親友の松山 飛鳥と出雲 花菜がいた。
緊張しているあたしは、
「お…お…おはよう…」
と、かえしてしまった。
それを見た2人は、3人で入ろうと言ってくれた。
「せーの!」
ガラリとドアが開く。そこには、うるさいくらいににぎやかな楽しいクラスが広がっている。
この教室で一年間過ごせることに喜びを感じた。
< 1 / 25 >

この作品をシェア

pagetop