君の隣で。
「最後まで頑張り…たい!!」
「わかった。でも無茶だけはするなよ。」
あたしはコクンと小さくうなずく。
その後、校長の話が長々と続き、来賓の人、生徒会長、新入生代表と続いた。
あたしの頭はもう限界だった。
「新入生退場。」
やっと退場。ちょっと安心した。
「起立。」
あたしは立ち上がろうとした。また頭がガクンと揺れたような気がした。
あたしはバランスを崩して倒れる。
誰かがあたしを支えて、気を失ったあたしを抱えてた。暖かく。
何も覚えてなかったけど、安心したのは間違いないと思う。
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