涙のバレンタイン〜葵side〜




あー。

さみぃー。


今日はやけに寒いな。


学校の門をくぐる。


美歌がいた。


普通に・・・普通に・・・

通り過ぎようとした時だった


「岩崎先輩ちょっと・・・」


美歌が俺の制服の裾をつかんだ。

でも・・・

美歌の顔には笑顔はなかった。






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